Rassvet 歩行編

久々にお手入れする上でちょいと模様替え。読んだ本とか行った場所について買いてくつもりです。

下学上達の本棚:第17回「しろくまちゃんのほっとけーき」わかやまけん

自習室の本は、基本的には気分転換で読んで頂くという名目なのですが、まあ今までご紹介した本というとどれも結構読み応えのあるものが多く、ホントに5分くらいの休憩でパっと切り替えるための本というのは少なかったかもしれません。

 サっと読んで気分を切り替えるなら、文章は短い方が良い。それでいて、疲れた心が安らぐようなものが一番でしょう。

 となるとやっぱり絵本が良いかなと思い、自習室には何冊か絵本も置いてございますよ。今日はその内のひとつしろくまちゃんのほっとけーき」をご紹介。

 

 

しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)

しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)

 

 

 私自身は米党なのでそこまで粉ものに思い入れは無いのですが、ホットケーキってのは良いですよね。

 シロップなどをかければおやつにもよし。ベーコンなどを焼いてのっければごはん代わりにしてもよし。ホットケーキミックスがあればすぐ作れるし。

 そんなホットケーキをお母さんとつくって友達といっしょに食べよう、というお話が「しろくまちゃんのほっとけーき」です。まあ話の筋だけみれば何のひねりも無いお話ではあるのですが。

 で、この手の絵本で大事なのは「食べ物がちゃんとおいしそうに見えること」だと思います。どれだけリアルな絵柄で書いてあっても「わーおいしそう」と思えなければ「このホットケーキを作ったのは誰だぁ!」と怒り心頭になってしまいます。

 でも「しろくまちゃんのほっとけーき」の場合、まったく心配ご無用です。すごくシンプルな絵柄が、かえってホットケーキの香ばしさ、やわらかさを際立たせるような形になっております。

 読み終わったあとは「しろくまちゃん…あんたなんちゅうもんを食わせてくれたんや…なんちゅうもんを…これに比べると山岡さんの鮎はカスや」と、なんだかほっこりした気分になること間違い無し。

 いや、だいぶふざけてしまいましたが、本当に可愛らしい絵本ですよ。

 勉強やお仕事で集中しきって疲れた心を癒す一冊。

 オススメです!

 

 できた できた

 ほかほかの ほっとけーき

 (「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやまけん